退職時、条件次第では有給休暇は会社に買い取ってもらうことが可能だった





一般に有給休暇は有給休暇の買い取りは、労働基準法では原則として禁じられていますが
退職時、未消化の有給休暇は無条件ではありませんが、買い取りに限っては例外として認められています。

それは会社からの提案で「有休を買い取る代わりに、退職日まで勤務してほしい」といわれて、本人が提案を受け入れた場合は有給休暇を買い取ってもらう事ができます。

但し、あくまで本人次第なので、会社から命令(強制)することはできません。





次に買い取ってもらうときの単価ですが「就業規則」などで明記されていなければ、会社との話し合いで決まります。普通は

①1日当たり数千円というように一定額で買い取る
②平均賃金で買い取る
③通常勤務と同等の給与で買い取る

などが基準になりますが、あくまで会社提案で出社するのですから、余り安かったらリフレッシュも兼ねて有休消化したほうが楽かもしれません(笑)


しかし逆説的に言うと社員から有給休暇を買い取ってほしいと会社に要望しても「就業規則」などに規定がない場合は、会社は拒否できます。その場合は有休を積極的に全部消化するか、退職日まで働いて「未消化」で処理するかの判断になります。


どちらになるにせよ、権利ばかり主張しないで、会社とは円満退社になるように心掛けたほうが色々と融通が利くと思います。