3年ほど使用しているPanasonic インターホンで表示エラーが出たので修理してみた


 「ピンポーン」と鳴ったので、インターホンの画面を見ると「ドアホンが接続されていません」と表示され、画像も音声も繋がっていなかった。

子機は2台あるがもう一台は問題なく動いてるので、雨風が直接当たる厳しい環境のところに設置してある子機だけが壊れたらしい。

室内にあるパナソニックのインターホンの機種番号は「VL-MV38」と書かれている。調べてみると副番があって、「VL-MV38KL」「VL-MV38XL」の2種類で前者は電源コード式、後者は電源直結式。家にあるのは電源コードがないのでVL-MV38XLのようだ。

子機の型番は「VL-V522L」、取りあえずネットなどで値段を調べてみました。


親機自体が現在は販売されていないので、現在も販売されている子機だけで調べると凄い高い値段です。これならインターホンをセットで買い替えた方が安いくらいです。

不思議な価格付けですね。もう壊れたら買い替え前提の価格です!!

そこでパナソニックのページから『インターホンの親機と子機の互換表』をダウンロードして同じ子機を使用してるセットで安いものを購入するしかありません。調べてみると以下のセットが同じ「VL-V522L」を子機として使用しています。

VL-MZ30(VL-SZ30KL) / VL-ME30(VL-SE30XL/VL-SE30KL) / VL-MV50KL/VL-MV50XL (VL-SV50KL/VL-SV50XL) / VL-MV36KL(VL-SV36KL) / VL-MV26K/X(VL-SV26KL/XL)

この中から安いセットを購入すれば子機を単独で買うより安く手に入れられそうです。

或いはテレビドアホンと書かれている機種ならどれも接続可能となっているので安いセットが見つかれば、その子機は接続可能になりそうです。


それでも値段は10000円前後します。そこで購入する前に一度、修理してみることにしました。修理と言っても半田付けしたりするわけではないですが...

理由は「ピンポーン」だけは鳴るということは、接続自体はされているが、何らかの原因で「親機ー子機」間のインピーダンスがおかしくなって通信ができないのではないかと思ったからです。

但し、電源コード式でない場合は分解したりするには電気工事士の資格が必要なので注意してください。

電気工事法によると電鈴やインターホンに関しては小型変圧器(2次電圧36V以下)の二次側配線工事」は資格なしで作業可能となってるので今回の子機だけの交換及び修理などは電気工事士の資格は不要みたいですね。

子機を分解してみると親機からの配線をネジで留めるネジがどうも緩んで接触不良のような感じでした。

ネジをちゃんと締めてみたが一瞬、繋がったが直ぐに駄目になった。再度配線コードを外し、ネジで接触する配線コードの表面を少し削ってからネジをもう一度締めなおすと子機の赤い「LED」が復活して、子機機能が蘇りました。

親機と子機は2線で繋がれています。多分、数ボルトの直流でその中に映像などのデータを載せて通信しているのだと思います。なのでインピーダンスが荒れるとデータ通信ができなくなり接続不能になってしまったようです。

その後、数か月間は発生してませんでしたが、昨日までの台風の影響なのか大雨強風時のときに宅配便のピンポーンでまた「ドアホンが接続されていません」表示が発生。

やはり環境的に基板等に水滴等が掛かってしまったのでしょうか。一応防水対応になっていますがIPX3程度ですからね。今回は横風も凄かった~~~

IPX3:鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形)

少し経ってからモニター画面でインターホン画面を確認すると何とか画面が復活していました。翌朝、子機を確認するとLEDは点灯していないように見えますが、機能自体は復活していました。もう少し様子を見ようと思いますが、雨風が直接的に当たる子機は注意が必要ですね!