生命保険は用途によって一般の生命保険も必要ですが、ある年齢になると「県民共済が」コストパフォーマンス的に一番お得な気がします。
因みに、私の生命保険の経歴は
①会社内のグループ保険
②医療保険付きの生命保険
③入院保障型県民共済+終身保険
終身保険は解約するより払い込みが終了するほうが利率がいいので生命保険を解約した時に、そのまま継続しています。
と言う事で最終的に辿り着いた保険は県民共済です。ただし、県民共済には「県民」と書かれているように地域限定になります。加入時の条件としては、
①住い、或いは勤務地がある満18歳~満64歳の健康な方
②他の都道府県と重複して加入不可
ただ、転勤など住所が変わることは長い人生ではある確率のほうが高いと思います。住所が変わると加入条件を満たさなくなる事あります。
その場合、住所変更が必要になります。ホームページを見ると
住所変更のみの場合は、インターネットでお手続きが完結できます。
なお、住所変更と合わせて掛金振替口座の変更を希望される場合は、県民共済から口座変更に必要な書類をお送りします。また、「新型火災共済」にご加入中の場合は、専用の変更用紙をお送りいたします。
※他の都道府県へ転出される場合には、お電話で県民共済までご連絡ください。
意味深な文章が最後にありますよね。他県に移った場合、県民共済も移動先に変更してほしいという依頼が来る事があります。保障内容は一律なので問題ないように思えるのですが、以下の2点で問題が発生してしまいます。
①ほとんどの都道府県では県民共済はありますが、47都道府県すべてではありません。
⇒県民共済がない都道府県に引越した場合、解約しないといけないか?
②県民共済は保険料は掛け捨てですが利益が出た場合、お金が戻ってきます。
⇒都道府県によって払込掛金の割戻率が異なります。
県民共済にもいろいろな種類がありますが、一般的な生命共済「入院保障型」2000円コース平成29年度の払込掛金の割戻率で比較してみましょう。
北海道
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23.11%
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青森県
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25.88%
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岩手県
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30.10%
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宮城県
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31.83%
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秋田県
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25.38%
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山形県
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29.55%
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福島県
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33.90%
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茨城県
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33.41%
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栃木県
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31.01%
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群馬県
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37.81%
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埼玉県
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49.05%
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千葉県
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35.62%
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東京都
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39.08%
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神奈川県
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36.20%
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新潟県
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38.48%
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富山県
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34.01%
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石川県
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25.37%
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長野県
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36.64%
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岐阜県
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38.02%
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静岡県
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37.08%
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愛知県
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37.74%
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三重県
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36.87%
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滋賀県
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33.29%
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京都府
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31.46%
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大阪府
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32.36%
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兵庫県
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32.51%
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奈良県
|
38.14%
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和歌山県
|
21.94%
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島根県
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32.80%
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岡山県
|
35.17%
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広島県
|
36.90%
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山口県
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32.41%
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香川県
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17.43%
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福岡県
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30.33%
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長崎県
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25.54%
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熊本県
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22.85%
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大分県
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25.80%
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宮崎県
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23.33%
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鹿児島県
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26.32%
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上記リストにない地域は県民共済がありません。毎年数%は変動はしますが、傾向は大体同じです。極端な例かもしれませんが、埼玉県から香川県に引越した場合、県民共済を変更するとすごく損(49.05%→17.43%)をする事になります!!
四国は香川県以外は県民共済がありません。なのでもし、高知県とかに引越して県民共済を解約しないといけないと、新しく入る保険は年齢にもよりますが、一般の保険に春となると同程度の保障を得るにはかなり高額になってしまいます。
県民共済は加入条件は決まっていましたが、引越しによる住所変更によって強制的に解約になる条件はないようです。
もし住所変更で県民共済を積極的に変更するのは「割戻率」が高い場合だけです。しかし、毎年の変動率を考えると数%は誤差範囲だと思いますが...
「割戻率」は保険に支払い少ないほど高くなります。つまり、健康な県ほど高い傾向があります。その為には「ある程度、若い人が多い」「大都市がある」、つまり人の流入が多い県が高くなる傾向があるようですが、神奈川県だけはやや例外的な立ち位置な感じがします!