楽しく洋書が読めれば...


駅前で1時間ほど人待ちするときにぶらっと本屋に入り、何気なく見ていたらMichael Crichtonの「Air frame」が山積みに。何気なく読んでみたら、読めそうに感じたので買ってしまった。それが本格的に洋書のペーパーバックを読み始める機会になるとは...

私はこの時までマイケル・クライトンがジェラシックパークの作者と言うことも知らなかった。洋書と言えば古典的なコナン・ドイルやアガサ・クリスティー程度しか読んだことない、しかも日本語で。

なぜその時、この本に惹かれたのかわかりませんが、多分、表紙の「AIRFRAME」が炎のようにゆらゆら燃えているようなデザインが印象に残ったのだと思います。


Emily Jansen sighed in relief. The long flight was nearing an end. Morning sunlight streamed through the windows of the airplane. In her lap, Sarah squinted in the unaccustomed brightness as she noisily sucked the last of her bottle, and . . . . . .

1996年『エアフレーム -機体-』 Airframeは航空事故を話題にしたサスペンスで後半の究明解明がワクワクしてきたのを15年以上前に読んだのにまだ覚えています。

この本を読みきった自信が、パーパーバックを身近な存在にしました。




洋書、特にペーパーバックを選ぶ私なりの今までの体験から導いた私の基準を書いてみます。

先ずは本の裏にある概要で内容確認。当たり前ですが、洋書の場合、特にジャンル違いは最悪です。

本の厚さはあまり厚くない本。厚すぎると英語が難しかったり、内容に興味が沸かないと途中で挫折する確率がかなり高くなります。

本を開いたとき文書の文字があまり詰まってない文脈。1ページあたりの単語が多いと圧倒されて段々、本を開くのがつらくなります。

英語の語彙等は作家によって極端に違いますが、同じ作家なら大体同じレベルの英語なので、一度読んで楽しめた作家は次回も優先的に選択。これはかなり重要で、読みやすい作家に出会えると今後の洋書生活が楽しくなります。

以前は仕事で米国に行ったとき、空港や本屋などでたまにペーパーバックを買って日本で読もうとしましたが、ほとんど挫折でしてお金の無駄使いでした(笑)




次に読みきるために私が心掛けてきた経験を書いてみたいと思います。


語彙の中でわからない副詞、形容詞は適当に無視。英語の語彙が1ページ当りあまりにも多いと読む気がしなくなりますが、飾り言葉系は無視しても意外と文脈から全体が理解できます。

無視した単語が何回か出てきたら辞書でチェック。今後も良く出る可能性があるので覚えておけば今後の文脈理解に役立ちます。

わからない単語毎に辞書を引いていたら洋書を読んでるのか、英語の勉強してるのかわからなくなります。読書のために英語ですからできるだけ辞書には頼らないように頑張りましょう。





洋書を読むためのTOEICレベルは700点前後あれば「Sidney Sheldon」など分厚くないペーパーバックなら楽しめると思います。辞書付き電子ブックなら読書に関してはTOEICレベルが100点以上はレベルアップします。


TEA BREAK or COFFEE BREAK

ペーパーバックを読むようになってメリットがあります。それは本をたくさん読みたくなる時期には本代が減ることです。通勤時間などで読んでいると日本語だと2、3日、長くても1週間位で読みきってしまいますが、ペーパーバックだと早くて2週間、普通は1ヶ月は持ちます。デメリットは本のサイズが文庫本に比べてデカイため、ちょっとしたバックが必要になります。他に電子ブックと言う選択肢もありますが、読むには専用端末が必要なのでやはり不便。スマホだと5.5インチ以上がほしいし、それよりバッテリーが持たない。