何年か前に、富士通ゼネラル「ノクリア」AS-M71E2Wを取り付けて特に気になる事もなかったので初期設定の自動で使っていた。
しかし、今年の異常気象ためか夏場、エアコンをONした最初は問題がないのに少し時間が経つと「利き」が悪くなった感じがしてきた。
マニュアルが見当たらなかったので取り合えずネットからpdfファイルをダウンロードしい一読してからフィルタの掃除をしてみる事にした。
エアコンのカバーを開けてみるとフィルタの掃除に関してはエアコン本体に表記されてた。カバーを開けてみないとわかりませんね(笑)
マニュアル通りに掃除してセットし直してみましたが、結果はあまり変わらなかった。よく調べてみると、型番は異なるが他の部屋にある「ノクリア」も同様な傾向、でも、他社製のエアコンはよく冷える。
どうも初期設定がメーカーによって違うために発生する現象のようだ。今年は特に蒸し暑かったから余計気になったのかもしれない。
そこでエアコンの設定を変更してみることにした。最初に気になったのが「不在ECO」機能だ。この機能は人の有無で自動的に設定を変化させて節電を行う昨日で他社も同様な機能があるはずです。
[不在ECO]
人感センサーで人がいないと検知すると、10分後に設定温度が2度向上。
エアコンをONした直後はちゃんと冷えていても少し経つと冷えなくなる感じから、どうもこの機能が悪さしてるようなのでOFFにしてみた。確かに改善した感じ。
設定情報をよく理解すると「人感センサー」が上手く作動してないのかもしれない。センターが何処に配置されているか調べてみるとエアコン本体の右下で、検知方向は左、正面、右の3方向で、初期設定は「正面」。
エアコンの取り付けた場所がセンサー方向として右方向でないと感知しないので慌てて「右」に変更したところ、不在ECOをONにしても安定して冷えるようになってきた。
しかし、30分以上経つと段々、蒸し暑く感じるようになった。どうも不在ECO機能だけではなさそうだ。暑く感じるときは大体はエアコンの音が静かなので今度は風量設定を確認してみた。
[風量自動]
設定温度と部屋の温度の差が大きいと強めの風で運転し、差が小さくなると徐々に弱めの風で運転し、設定温度に近づくとムダな運転を抑えるために室内ファンがときどき停止(省エネファン)。
どうもファンが停止すると暑く感じるようだ。そこで、風量を自動運転する代わりに弱などので設定で動かしてみた。これならかなり快適な感じ。5段階設定なら下から2番目ぐらいが丁度、ファンの音も静かで我慢できそうなのでいい。
よく考えるとサーキュレーターや扇風機を回しているのと同様な効果があるようだ。
最近のエアコンなどは省エネのことばかり気にして何でもかんでも停止する濃い傾向があるから、最適な設定ができない。結果として自動運転だと設定温度を更に下げてしまうため省エネ効果が期待できないこともある。
実際にエアコンの室内機+室外機の合計消費電力量を計測すると、「自動」や「微風」よりも「強風」運転のほうが、消費電力量が少なくなるのは実験結果が出ているみたいだ。
強風にするとエアコンの温度低下効果より体感温度効果の影響が利いているようだ。日本では風速1m/sで体感温度は1℃下がると言われている。
省エネタイプの某扇風機だと1~3m/sの範囲で風速が調整できる。これと同等な風量がエアコンから出て来るなら3℃程度は風量で調整できることになります。ただし、「体感温度」は感覚的な話なので、下記のように色々な計算式があるようですね。
例えば
①無風+27℃ → 室温27℃
②弱風+28℃ → 体感温度27℃
この条件だと蒸し蒸し感は①より②のほうが私は涼しく感じました。