お庭改造計画 いつの間にか成長していたクサボケ


時間がなくて現在、やや無法状態の庭は、雑草が一杯で雑草が枯れてくる年末までは手をつけられない。

でも、誰も植えた記憶がないのに9月になったら、立派な果実が実ってた。実はツルツルで硬く、葉っぱの縁には小さなギザギザがあって背丈は1m程度。




こんなに立派な果実が何個もなると、何とか食べれないかと思ってしまう。でも、何の実か誰もわからない。

そこで出番は「Google Lens」、「Google Photo」で写真を選んで下段に出るアイコンから検索開始。





最初に出てきた画像は「マルメロ」。画像を見る限り凄く似ている、流石、グーグル検索っと思ってマルメロを検索。どうも最初のグーグルレンズで見た感じと違う画像が出てきた。種類か撮り方によって色々なバージョンがありそうなので、それ以外の果実も調べてみました。


マルメロ
バラ科 マルメロ属
落葉広葉 低木~小高木(3m~8m)
実:成熟するまで毛で覆われている
葉:真ん丸
幹:樹皮が大きく剥がれることはない

カリン
バラ科 カリン属 
落葉広葉 高木(6m~10m)
実:果実は無毛(10~15cm)
葉:縁がギザギザしている(鋸歯がある)
幹:棘状の小枝があって樹皮は緑褐色で鱗片状にはがれて雲紋状

ボケ
バラ科 ボケ属
落葉広葉 低木(2~3m)
実:形はいびつ(10cm)
葉:縁がギザギザしている
幹:棘状の小枝がある

クサボケ
バラ科 ボケ属
落葉広葉 低木(60cm以下)
実:(3cm~4cm)
葉:縁がギザギザしている
幹:棘状の小枝があり、地下の根によって繁殖





木の高さから「クサボケ」の可能性が一番高くなりました。クサボケとしていろいろ確認してみるとピッタリ特徴が一致します。

クサボケは花の色が鮮やか過ぎて、変な俗説があり庭木としては人気がないようですが、花言葉は「一目惚れ、平凡」、盆栽としては結構人気がある植物です。

別名として「ヂナシ(地梨)」と呼ばれるのは香りが梨に似ているからでしょう。

今年は花が咲いたのをよく覚えてなかったので来年は花を観賞してみようと思ってますが、実は果実酒やジャムとして美味しく頂けるようです。


果実を調べているときに「かりん」が市の木として『諏訪市』が設定していることがわかりました。かりん並木の多くが実は「マルメロ」らしいけど昔からカリンと言ってるので今更、マルメロとは呼べないらしい。でも諏訪市のページに書かれているカリンの和名がマルメロって表現は明らかにおかしいよね(笑)