ルーターと中継機の組合せ(相性)は規格を守ってれば普通は発生しないはずなんでが、実際には発生します。接続のプロトコルが厳密に定義されていないので原因でしょうが....
『 WEX-733DHPS、2週間後の使用感、新たな問題も』でも書きましたが、色々な条件で上手くいかないことが起きてます。
私の問題は『J:COMのルーターモデムをHUMAXからCiscoに変えたら爆速インターネットになりました!』ページに書かれている内容とまったく同じです。まだ、J:COMとは交渉していませんが、中継器を使わなければ極端に問題が起きていないわけだし簡単には交換してくれそうもない気がします。
以前、別の場所では中継機無しでCiscoルーターを使っていましたが、月に1~2回ほどネット接続ができなくなってリセットが必要になったりしています。その時、J:COMに電話したけど問題解決にはいたりませんでした。
そこで、もう少しネットで調べてみるとバッファローの『よくあるご質問』ページに症状が似た問題が提示されてます。この場合はVPN通信の場合のようですが、中継機能動作で問題が発生する機種が書かれています。WEX-733DHPSとHG100R-02JGの組合せで問題が発生してることが明確に書かれていて、バッファローの対策としては
「中継機側で、本現象を回避する方法はありません。ご利用の回線業者にご相談ください。」
相性がある場合は、普通の設定では直らないと言うことですね!!
色々な現象を注意深く見てみると
①1時間間隔ではなくてもっと短い時間でダメになることもありました。この原因はルーターと中継機の通信がやや不安定でその影響でおかしくなったようです。
②朝より夕方の方がダメになる率が多い。これは良く調べると近所の無線LANが飛び交って混信状態が起きるため通信が不安定になるのが原因のようです。
③無線LANの接続端末が増えてくるとダメになることが多い。少ない時は2台程度ですが、家族全員がいるとスマホ、タブレット、ゲーム機、PC、プリンタなどが繋がって10台以上になってしまいます。
1時間以上安定に繋がる時(DHCPのIPアドレスリースが上手くいっている?)もあるようですが、なぜかはわかりません。
今の対策としては
①ルーターと中継機間の通信を安定させる。バッファローのアプリで測定すると最低でも平均で-70dBmよりは強くしておいた方が安定します。
再度、再現実験をしてみると、レベルが高くても転送レートが150Mbps程度は出ていないと切れることがあります。
②近所の無線LANレベルを落とすにはルーターや中継機のは位置だけでは無理なので、可能ならアルミホイールなどで妨害レベルを落とす。上手くアルミホイールを設置するとレベルも3dB前後はアップします。但し、余り囲いすぎると再送信の電波も弱くなってしまうのでバッファローのアプリでレベルを確認しながらの設置が必須です。
③ルーターと中継機のチャンネルは近所の無線LANと重ならないようにする。基本は自分で設定できなのでリセットするしかないのですが、私の場合は136chにいつも設定されます。たまに近所の無線LANと被りますが5GHzなのでレベル的には勝ってます(笑)
④1時間毎にDHCPがIPアドレスを再リースするのが問題なので、この時間を延ばせば問題は少なくとも減少するはずです。HG100R-02JGの『設定マニュアル』によると、この時間は変更できるようなので長くすれば問題は軽減するように思います。
私の場合、接続ができなくなったときは、
①APを変えてみる
②WiFiをOFF/ONしてみる
③中継機をOFF/ONしてみる
それでもダメな場合は
④ルーターをOFF/ON(10秒程度まってから)してみる
接続端末が多い場合は面倒くさいので最初から③を試して復活させています。
中継機を使うのはレベルが弱いからなんですが、中継機までのレベルはある程度安定していないといけないようなので配置する場所は限定されてしまうのが現実問題として厳しいところです。
➡現在の設定は以下のページにあります。
『WEX-733DHPSとHG100R-02JG(JCOM) の組合せに於ける現在の設定条件』