実際に株式の分割、併合で株価はどう動くか? 

全国証券取引所は、2018年10月までに売買単位を100株に統一することになっています。そのため、今年は色々な企業が株式の分割や併合を行っています。

実際の作業は単純で現在、保持してる株の全体価値が変るのではなくて100株単位にして一株の価値をそれに合わせて変更するだけです。

って言われていますが、実際はどうなんでしょうか???

分割する企業は株価が上がりすぎて100株単位でも高額にってる場合、分割して100株あたりの単価を下げて市場での流通性を高めようとします。

逆に併合する株式は100単位だと価値が低すぎて1000株単位で取引を行う気がします。なので今回併合する企業の株は余り変化しない可能性のほうが大きい。




株式分割

実際の2017年11月5日に1株から2株に分割した「北の達人」と言う企業の株価の変動を見てみます。この企業は3月31日にも1株から2株に分割しています。




分割する企業は勢いがあって株価が上がりすぎて分割することが多い。そのため分割前に株価が急騰しているのがわかります。分割後、増加分を処分しても元の資産がそのまま残るくらいの勢いを見せてます。


株式併合

2017年29年10月1日に10株を1株に併合して単元株式数の100株になりました。




この企業は証券会社の方針に沿って100株単位に変更したので株価はほとんど動いていません。これが普通なんでしょうが~~

因みに今年の初めの高値は映画「この世界の片隅に」の大ヒットの影響です。映画会社はこういうヒット作品で一時的に高値を見るんですね~~~~


企業名変更

ちょっと話は違いますが、いつの間にか会社がなくなって新しい会社が設立されることがあります。2017年11月1日に「メガネスーパー」から「ビジョナリーホールディングス」に実質的に名義変更してJASDAQ(スタンダード)市場への新規上場をしました。

内容はメガネスーパーが上場廃止後、ビジョナリーホールディングスの完全子会社となってグループの中核企業として事業を展開。実質はメガネスーパーですね。

メガネスーパーの最後は77円程度でしたが、上場後、一瞬だけ80円台で直ぐにもとの値段に逆戻り。ご祝儀相場でちょっとだけ上がりましたが、やはり地道に活動しないと株価は上がりません(笑)