昔から黒ビールは「ギネス」と言われていたような気がしますが、最近は「スタウト」と呼ばれます。
「黒ビール」と「スタウト」って違いが最近まではわかりませんでした。海外でギネスを注文しても、通じなかったり、取り扱ってないときに「黒ビール」って言ってもなかなか理解してもらえません。
私はギネスがないときは「ダークビール」いって注文するとそれらしい褐色のビールが出てきます(笑)
では本題に戻って、「黒ビール」は昔は色で区別していたため黒ビールと言えばキネス、つまり、今風に言えば「スタウト」になってました。
正確に言えばギネスは「上面発酵」で作り、日本の普通の黒ビール系はほとんどは「下面発酵」なので違うものとなります。この「下面発酵」の黒ビール系は「シュバルツ」と言う事が一般的。
BAEREN
その他に「ポーター」と言うのがありますが、これはスタウト系の基になっている黒ビールです。歴史的にみると
ポーター(イギリス)
→スタウト・ポーター(アイルランド)
→スタウト(アイルランド)
地域によって、少しずつ、言葉が変化して「スタウト」が一般的な表現として有名になってきています。とは言え、黒ビールと言えば「ギネス」が一般的に一番有名になってしまったが現状です。
ビール好きではなければ「ギネス」と言えば世界的な「ギネスブック」が有名ですが、ギネスブックの発案者は同じギネス醸造所の代表取締役が関わっているようです。
発酵の種類としては特殊な「自然発酵」以外に2種類あります。
上面発酵(エール)
上面発酵ビールは発酵が進むと麦汁の上部に酵母が浮き上がる性質の酵母を使って醸造しています。常温で飲み、ほどよい苦味とともにフルーティな香りが特徴です。
発酵温度:15~20℃
発酵期間:3〜5日程度です。
熟成 :約2週間
種類 :ペールエール、スタウト、アルト、ヴァイツェン、IPA
下面発酵(ラガー)
下面発酵ビールは発酵が進むにつれてタンクの底の方に沈降していく酵母を使って醸造しています。低温飲みに適していて、キレのよい苦味とまろやかな口当たりが特徴です。また、低温発酵のため上面発酵に比べて管理がしやすい特徴があります。
発酵温度:約10℃
発酵期間:7〜10日程度です。
熟成 :約1ヶ月
種類 :ピルスナー、ミュンヘナー、一般的な日本のビール
これからビールが美味しい季節、いろいろ「ウンチク」考えながらビールを飲むのも楽しいものです(笑)
すべて正しいかわかりませんが、私が実際に飲みながら、直接仕入れたビールに関する豆知識の一部は
①ドイツ人は麦芽100%ではないベルギービールをビールとしては認めてない。
②ドイツではビヤホール以外は静かに飲まないといけない。
③イギリスのパブでは閉めにギネスを飲む。
④ベルギー人はイギリスのビールは不味いと思ってる人が多い。
なんかスタウトを飲みたくなってきました~~~