掃除機が急に動かなくなった。
以前の『10年前の三菱製の掃除機を直してみる』で直した掃除機がとうとう動作不能になった。今回は流石に直せる状態ではない。
ほぼ毎日、掃除機を動作させるので、ゆっくりと選んでいる時間もない。取りあえず通販で直に届けてもらえる掃除機を選んで購入する事にした。
でも、どうやって選んだらいいか、急なので一時的に使用する事が大前提なので余りコストもかけたくない気がする。
選ぶ選択肢として最初にコードレスタイプか、コードタイプか選択する必要があるけど、毎日使用する事考えると、バッテリーが持たないのでコードレスは選択外!
次の選択肢は「サイクロン」方式か「紙パック」方式かの選択。掃除機としての性能は「吸引力」と「ヘッド形状」が支配的だと思いますが、特に「吸引力」は掃除機自身で制限されます。
JIS規格では「吸込仕事率」で表示されています。
絨毯の奥などに入り込んだ細かいハウスダストまでしっかり吸い上げるには最低300ワット程度の吸込仕事率が必要と言われていますが、調べてみると普及価格のサイクロン方式は250~300W、紙パック方式は400~500Wが一般的です。
勿論、吸込仕事率はゴミが溜まれば溜まるほど悪く(低く)なります。サイクロン方式は吸込仕事率は落ちないことをメリットに上げていますが、ゴミを捨てる回数が多いから当たり前です。
サイクロン方式:最低でも週1回は必要
紙パック方式:最低でも2ヶ月1回は必要
ゴミ捨てまでの期間が数倍以上違うのでサイクロン方式は吸込仕事率落ちないのは当たり前。紙パック方式はその分、パワーが大きい設定になっているようです。
「吸込仕事率」の悪化はゴミの溜まる量と関係がありますが、例えば、紙パック方式でも前半はサイクロン方式より「吸込仕事率」は上回っているかもしれません。
排気はサイクロン方式のほうが有利ですが、ゴミ捨てのときの扱いは紙パックのほうが有利ですので、一長一短。
以上を考えると、やはり「紙パック」方式のほうが私には向いています。いろいろ調べてみたのですが、今回選んだのは実家でも使っていた東芝の掃除機です。
この掃除機の吸込仕事率は従来の測定基準より10%悪くなる新測定基準で測っても520W~約90Wもあります。
実際にこの機種で紙パック方式の購入金額と維持費を考えてみると、一般に掃除機の補修パーツ保守期間が6年なので、6年間で考えてみると
①この機種には紙パックにかかる費用は安い紙パックは5枚1組で500円前後で購入可能なので6年間で1000円×6=6000円が必要になる
②掃除機本体に費用としては紙パック方式は1万円以下、サイクロン方式は2万円前後なのでサイクロン方式を購入するよりは1万円以上はこの機種は安い
また、掃除機の寿命は数年以上ありますが、構造的にはモーターなどが高温になりやすいサイクロン方式のほうが短命と言われています。
次回、買うときにはサイクロン方式も有力になると思いますが、もっと値段を下げてくれないと寿命を考えると割高感が...