富士通ゼネラル製の脱臭機「DAS-303」を空気清浄機やサーキュレータとして使う




数年前にペットの臭いを取るためにネットでの評判よかった脱臭機を購入しました。購入時の条件としてドアを開けるとかなり広い空間がっできてしまうので20畳程度まで対応する脱臭能力に対応した機種として選びました。

当時の型番はDAS-303C-W、最新版はDAS-303E-Wになってます。先ず、脱臭力ですが、使用前は誰でもわかる室内犬の臭いが立ち込めていましたが、使用後は一時間もしないうちに気にならなくなりました。多分、アンモニア臭が特にきつかったからか効果は抜群でした。

悲しい事に数ヶ月で使う必要がなくなってしまいそのまま、押入れに~~
このシリーズは「303」以降のアルファベットが一つずつ変わるようですが操作機能などほとんど同じ。

操作パネルはDAS-303C-WとDAS-303E-Wで何も変わってません。



スペックも同じで、目立って変わった数字は「8畳間の臭い除去スピード」で新機種は少しだけ速くなってますが、気にするほどの差ではないかも。

 ①ペット臭 6分→ 5分
 ②タバコ臭 3分→ 2.5分

毎年、性能自体は少しずつ改善はしているようなので古い機種で満足できれば最新版はもっとよくなる!!




ここからは脱臭機としては「おまけ」機能なのですが、この機種ではちょっとした空気清浄機並みの性能があります。

花粉対策には意外と効果がある「集じん機能」は3ブロックからなりたっています。

①プレフィルタ
綿ボコリやペットの毛など、空気中に漂う大きなホコリを取り除く、

②集じんフィルタ
漂う花粉や細かいホコリを取り除く

③プラズマイオン
床面に付着した花粉などのアレル物質にプラズマイオンと低濃度オゾンを照射して抑制

浮遊ウイルス』も除去する効果があるようです。
冬場の締め切った室内には加湿機能とプラズマイオンはウィルス対策にはかなり有効な製品かもしれませんね!!

普段、軽い花粉症なのですがDAS-303を動作させていると、私の場合はハウスダストのアレルギーもあるとは思いますが症状は軽くなりました。




加湿器があればいいのでしょうが、花粉シーズンの次は冬場の乾燥対策。
この機種はそれなりの「気化式加湿」機能が付いていて便利です。

加湿方法には「スチーム(加熱)式」「気化式」「超音波式」がありますが、短所としては

①スチーム(加熱)式
加熱するため消費電力が多い

②気化式
水を風で気化させるためフィルタを常に清潔にしなといけない

③超音波式
超音波で直接水を細かく噴霧するためウィルスなどもそのまま拡散

湿度が高いと冬場は温かく感じるのでそういう意味でも冬場は加湿器は必須です。この機種は「気化式」ですが、加湿フィルタは通常はオゾンを当てて清潔さを保ち、1ヶ月に1度の水洗いで交換も不要なのでなんとか実用的です。

加湿量は500mL/hで、洋室(14畳)/和室(8.5畳)が目安になるので普通に使うなら問題ない性能だと思います。


サーキュレータ」として利用

私が目を付けたのは冬場の暖房補助としての送風。
サーキュレータは室内の空気に一定の流れを作り続けることで、空気をかきまぜて室内の気温を平均化する。そのために、強い風をまっすぐに送れる性能が必要になりますが、この脱臭機の風の送り口は「強い風をまっすぐに送れる」機能が備わってます。

①送風口は蓋を閉めた状態で、前面上方向45度、完全に空けた状態で90度(真上)
②動作音も「弱」に設定すれば20dB(脱臭のみ) 、20~32dB(脱臭+加湿付き)

これは普通のサーキュレータより静かな動作音、風量は元々、20畳用なので十分に対応しています。


1日連続で使用した時の電気代は3円にも満たないので、入れっぱなしでも問題なし。脱臭機として購入したけど空気清浄機としての最低限の機能は有しているので購入して損はない機種です。

今年から復活した脱臭機ですが、目的は空気清浄機的な使い方。DAS-303シリーズのように基本性能が高いと用途を変えても十分に活用できます。