昨年、庭にあるミカンの木が「鳥」に覆われた。毎日、数個ずつ食べごろのミカンを収穫して、残り半分ぐらいになって全体的にミカンが黄色く色ずいたので、一気に収穫しようと思った矢先、朝起きたら一夜でミカンが全滅、すべてのミカンが庭や道路に食い散らかされていた。今まで経験したことがなかったので、かなりショックでした。
隣にある夏みかんの木はほとんど無傷。皮が固いから狙わなかったのだろうか。今年は全滅だけはしたくないのである程度、対策することにした。
ミカンを食べる鳥は何かなと色々調べたが、よくネットで書かれている「ムクドリ」は基本的に柑橘類のショ糖が消化できないので食べないらしい。その代わりに「ヒヨドリ」食べると言うことが分かった。
近くに林があるが、屋根や庭で見かけるのはどちらかというと「カラス」。数日前にミカンの木の側に2羽、地面に着地しているのも見かけた。と言うことでカラスメインで取りあえず対応を考えました。
ネットで調べてみると農林水産省から『野生鳥獣被害防止マニュアル』と言うものが出ていた。以下の項目が参考になりそうなので試してみることにした。
2-2-3 侵入防止対策技術
3-2-2 糸を使ったヒヨドリ食害防止対策
要は網で覆ってしまえばいいのだが、意外と庭では他の木が邪魔したり、場所がなかったりで簡単に覆うことができないし、意外と費用も掛かる。そこで、メインはカラス、ヒヨドリはそれなりにという対応を考えてみました。
ミカンの木の1/4は道路に面していて上手く囲えないので3/4の部分だけ対策することにしました。
一部は網を張らないで棒を突き刺す状態にしておき、ここから人間は出入りします。カラスは大きい鳥なのでこの外側からはミカンの木には簡単に近づけません。
次に網のすぐ外側に2m程度の棒を突き刺し、今度は網ではなく、紐を適当な間隔で、最初の写真の様に繋ぎます。今後は少しずつ、この紐を木の上側に結んで鳥の警戒心を煽るようにするつもりです。
カラスはホバリングできないので直接、木に着地しない限りミカンは取られない気がします。ヒヨドリはホバリングしますが、紐が張ってあると意外と近づかなくなるようです。
今回は費用を掛けないようにするためすべて100均で購入できるもので試してみました。210cm支柱、120cm支柱をそれそれ5本程度、200cm×100cmの防鳥ネット3枚程度、紐1個なのでコストパフォーマンスはかなり良いです。
追伸:1か月後の経過報告
今年はたまたま、かもしれませんが、鳥にやられた跡があるミカンは数個、地面に落ちていたミカンも数個で今年は満足のいくまでミカンを堪能することができました。