破れた革製のソファー修理は意外と簡単にできた

以前『ソファーの滑り止めマッドを自作してみた結果』 で試したソファーの皮が劣化してしまいまいました。愛着があるソファーなのでDIYしてみました。

下の写真はまだ正常な状態(隣の角)ですが、今回はこの縫い目に沿って5cmほどパカっと破れてしまったところを修理します。

修理に必要な材料は少し厚めの木綿の切れ端と、接着剤だけです。余り薄い布だと直ぐに切れてしまうのでジーンズの切れ端のような布が最適です。

最初に布切れを長さ5cmより少し長めの7cm程度、幅3cmぐらいの長方形に切り取ります。
次に、切り取った布切れを破れた空いた部分から挿入します。

ソファーの内部はクッションのウレタンなどが入っているので丁度、皮とウレタンの間に布が入る感じになります。次に皮と布の部分を接着剤を塗ります。皮と布なので私は木工用の乾くと透明になる接着剤を使いました。

私が選んだのは良く見かける一般的なものですが、「速乾」タイプを選んでください。乾くまでの時間が長いとソファーが一日以上使えません(笑)

上手く、接着出来たら型が崩れないようにテープで固定して半日ほど乾くまで待ちます。この固定具合で出来上がりの見栄えが変わるので注意して貼り付けます。私は楊枝の先で上手く破れた皮の部分を押し込んで貼り付けました。

出来上がりはこんな感じです。テープの粘着力で少し皮の塗料がはがれてしまいましたが、破れた部分はほとんど見えないです。かなり古いソファーなので表面の弱っていたのでしょうね~~

テープを張るときに注意するか、後で似た塗料で色を付ければ目立たなくなると思います。

今回は縫い目の部分をのしましたが、平坦な部分でも同様な処理でかなり目立たなく修理をすることができます。お尻が当たる平坦な部分でこの処理を行う場合、接着剤の量に注意してください。接着剤は乾くと固くなり、私は気にならないのですが座り心地が少し悪くなるので注意が必要です。

あまり派手に穴が大きくなる前にコマ目に修理すればソファーも長持ちします。これだけの費用でソファーが実用的に復活するのですから試してみる価値はあると思います。