大物芸能人 T.G.さんが漏らした「介護保険料」と「年金額」から社会保険について考える




この芸能人は64歳で世田谷区で個人事務所を設立して給与をもらっている。もちろん事務所の社長は奥さんです。

彼は「デビューしたとき、給料が10万円でも年金を納めてきたのに……」と言っているので、多分、「20歳から60歳になるまでの40年間の全期間保険料老齢基礎年金」は満額。

彼曰く「稼ぎが良い人の年金は(月額)4万7千円しかもらえない」と言っていますが、これは少し意味合いが違うと思います。

現在64歳だと61歳から特別支給の老齢厚生年金にある「報酬比例部分」を年金としてもらえる権利がありますが、確かに彼ほどの年収だと年金はカットになります。

でも、彼の場合、自営業扱いだと思うので厚生年金等ではなくて国民年金だと思います。なのでもらえる年金は「老齢基礎年金」だけ。でもこれも65歳からしかもらえないはず。

もらっていると言う事は年金の繰上げ支給を受けているはずです。60歳からもらうと年金額は30%カットされます。

さっくりと計算してみると

 47000円×12÷0.7≒80万円

ほぼ、数値的には一致します。




次に、介護保険料について見てみると

彼曰く、「5万1千円を、年金(4万7千円)から自動的に取りますっていうのよ」と言い、「足んねえじゃん」と不満。つまり月額マイナス4000円で生活していることが発覚した。

支払う介護保険料が5万1千円であることを明かになりましたが、世田谷区で払っているとすれば、上限があって


第16段階(基準額×3.7)

本人が住民税課税で、合計所得金額が2,500万円以上の3,500万円未満の方
 →286,380円

第17段階(基準額×4.2)
本人が住民税課税で、合計所得金額が3,500万円以上の方
 →325,080円


計算してみると

 51000円×12=612000円

これから推測すると奥さんと合わせた介護保険料が丁度62万円ほどになるようです。これからわかる事は奥さんの年収が3000万円前後で、旦那さんの芸能人は35000万年以上と言う事だけですね。

この年収も課税対象額なので必要経費などは含まれていないのでもっと多いはず。それに実際は個人事務所から給料をもらっている形にしているので年収はもっともっと青天井のはず(笑)


もともと、所得税や住民税など年収が分かってしまう金額を芸能人が漏らすわけはないと思いますよ~~~

こういう話題で社会保険の仕組みや金額に皆が調べて税金などに興味を持つことは、いいことかも知れません!!

因みに上記の計算や仮定が間違っていても責任は持ちませんので悪しからず(笑)