少しでも目が悪くならないように、何となく話題になっていたピンホールメガネを数年間、テレビを見るときに使っていた。
ピンホールメガネ
ピンホールメガネを使うと
■水晶体を調節している毛様体筋を余り使わなくてピントを合わせられるので毛様体筋が休めることができ視力が回復する
■瞳孔をより小さく絞ることができ、結果として網膜に光が届きやすくなる
と言われています。確かにピンホールメガネをかけるとテレビが少し良く見えますが、長く使っていても視力が回復したと言う実感はありませんし、医学的にも効果は確認されていません。
それより、外すと目がドライアイ的な状態になってしまいます。唯一の効果は何となくリラックスしてテレビが見れる事ぐらいでした。
ガボール・パッチ
最近、目薬の量が多くなってきたので何か良い方法はないかと思っていたら「ガボール・パッチ」と言う方法が話題になっていたので試してみました。
ところでガボールってなんだと思っていたら画像の信号処理で使うフィルタの一種だと言う事がわかりました。ガボール・フィルタとは「正弦波」と「ガウス関数」の積で2次元に拡張した図形がガボール・パッチとして使われているようです。
どんな図形かと言うとこの『Online Gabor-patch generator』で確認できます。オンラインで作成できるのでちょっと作ってみました。
ボケボケの画像なんですね～～～
ガボール・パッチで目が良くなる理由
一般的に視力を改善する原理
デジタルカメラの動作で考えてみれば
被写体のボケを直すには光学レンズ調整でピントを合わせる方法とイメージセンサーで取り込んだデータを信号処理で改善する方法に2分されます。
①光学レンズ部の改善
光学レンズの位置でピントを合わせる
②イメージセンサー以降の改善
カメラ内の信号処理やソフトで様々なフィルタを使って明瞭度などを向上させる
人間では今までは光学レンズ部分、つまり水晶体をメガネやコンタクトレンズで補正するのが一般的な方法と言う事になります。
ガボール・パッチで改善する原理
今回の「ガボール・パッチ」の改善方法はイメージセンサー部分で改善を試みる方法に当たります
つまり、脳の中でより明瞭な視覚情報を得られるように視覚中枢を鍛えて、網膜に映る映像をより鮮明することが、このガボール・パッチの訓練に当たるようです。
頭の中でフィルタ処理っぽい事を学習してぼけた映像をクリアにするって考え方、理科系にはフィットする考え方なので試してみました。
教材はガボール・アイという本
訓練するには画像が必要です。これ専用の画像は「1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる! ガボール・アイ」と言う本で購入することができるようです。
他にも似たような本があるのかもしれませんがネットで調べるとこの本が出てきました。電子ブックがないか調べてみたのですがどうもヒットしませんでした。
ただ、この手の本は一杯あるので購入する前に何か効果を確認できないかなと調べてみるとアプリがあるようなので試してみました。
視力回復地獄と言うアプリ
私はandroidアプリ版『視力回復地獄』を使ってみました。使い方はゲームをしていないときに、以下の画面状態では左上にリンク先が表示されます。
ルールは縦横で同じ図柄を3個直線で合わせるだけですが、図形は縦横一個しか動きません。3個同じだとその図形が消えて上から落ちてきます。
基本設定は
①3種類の画面モードが設定できます。
②色は白黒以外にカラーで表示もできます。カラーのほうが見やすいですが．．．
③スマホの画面サイズに合わせて図形サイズを変更します。
画面1－基本画面 3Dぽい
画面2－左右同じ画面 両目で別々に見るため？
画面3－円形の図形 一番はっきり見えるので慣れるまではこの画面がいいかも
画面1,2はかなり難度が高くい同じ図形だと思っても、どこか細部が違ってることがあり、上手くいかない事があります。
図形がそろって3個が消えるとたまにボーナス図形が現れます。ボーナス図形はサイズが違っています。このボーナス図形を消すと普段より多めに図形が消えますがどこが多めに消えたか早くてよくわかりませんが(笑)
ゲーム中以外は画面下にCMが一部表示されて画面が見づらくなりますが、ちょっと大きすぎるCM画像はご愛嬌かな？？
ゲームで遊んだ後の効果
1週間程ですが、ゲーム感覚で1日20分程度ゲームした後の視力の効果ですが、はっきり効果を確認できました。
体感的にピンホールメガネを使用前、使用後で改善する視力アップと同程度か少し劣る程度の視力アップを体感しています。
ピンホールメガネでは外すと元に戻ってしまいますが、ガボール・パッチのトレーニングでは持続時間が長いです。
今回、効果が実感できたのでこれから本格的にガボール・パッチのトレーニングを継続してみたいと思います。
