WEBアプリとスマホだけでLINEスタンプを作成してみた。

 今年の夏はコロナ禍の影響で外出もなかなかできない。その分、家で時間を持て余すことが多くなってきた。そこで普段できないことをしてみようとLINEのスタンプ作成にトライしてみた。

新たにアプリを入れるのは今後も使うかわからないのでスマホにある標準アプリとWEBアプリのみで作成してみることにしました。

透過PNGファイルを作成

もとになる写真は以下の「ゴジラ+カエル」

先ず、背景を取り除いて主役達だけにします。今回はPIXLRの『背景除去』ページを使用させてもらいます。AIで背景を認識してある程度は取り除けます。手動で補正もできるみたいですが、今回はオール自動で試してみました。

ファイルをスマホからアップロードして、その後、自動で背景が識別されました。これで問題なければ後はダウンロードするだけです。
私の場合は何も微調整しないで何とか使えるレベルになってました。画像によってはなかなか識別できないこともあるみたいですが、今回はOK。


アニメーションGIFを作成

背景が「黒」になったので今度はその部分を透過処理します。GIFやPNGでは透過ファイルをサポートしているのでこの処理を行えば、背景が透過されて主役達だけ表示されると思ったのですが、どうも上手くいきませんでした。

透過処理したGIF、PNGファイルもLINEで表示すると透過部分がLINEの背景とは違う感じで表示されてしまいました。

そこで今度はアニメーションGIF動作で試してみました。このファイルを作るには『アニメーションGIFをつくろう』ページを利用します。

動画仕様ではないので最初の「画像ファイル1」と「画像ファイル2」に同じファイルをアップロードします。
次に透過処理する色を指定します。RGBで指定しても、画像の角で指定してもOKです。今回は後者で指定しました。色だと黒になるのでRGB(0,0,0)になりそうです。

後は初期値(何もいじらない)のままで「アニメーションGIF作成」ボタンを押します。作成が成功すると下記の画面の様にゴジラ画像(私の場合)が表示されます。
出来上がった画像をダウンロードしておきます。これでLINE用スタンプが完成します。

LINEでの表示

ダウンロードした画像をす送信すると見事にスタンプの様に表示されました。ただし、画像ファイルなので左下に情報が表示されます。

違う画像を繋げれば動くスタンプにもなります。

画面に表示されていない状態からスクロールして表示させると一瞬、透過処理ができなくなりますが、特に問題はないと思います。


今回のまとめ

主な処理はWEBで行うのでスマホで必要なソフトはブラウザーのみで済みます。但し、ファイルサイズや画面サイズが大きすぎると変換できなかったり、変換に時間がかかります。スタンプなのであまり大きなサイズではなく、試した感じでは320×320以下が良さそうです。

手順は

①スタンプの元になるカメラで撮った画像等を準備

②WEBべーじで背景を削除したファイルを作成

③WEBページで透過アニメーションGIFファイルを作成

④ダウンロードしたGIFファイルをLINEで送信

LINEは今回のファイル以外に「animated PNG」をサポートしているようなので「APNG」で同じことができそうですが、今回は試していません。