夏になると雑草の勢いが凄い。ちょっと手を抜いて1週間も経つと雑草が目立ってきます。今年の暑さは異常なので、この暑さを利用して雑草対策をしてみました。
ネットとで調べると熱湯をかけるのと同じ理屈でビニールなどで雑草を覆うことにより、太陽の熱で雑草を枯らすことができるみたいです。
今回使用したのは透明なマルチシートです。代表的なマルチシートには「透明」と「黒色」がありますが、雑草対策には「透明」なマルチシートを使います。「黒色」だと地上の部分だけしか温度が上がらず地中の根部分は生き残ってしまうようです。
温度が60%以上になると細胞が破壊されてくるので、できるだけ炎天下で行います。今回は初めてなのでどの程度効果があるかわからないので、下の写真のようにその時点で特に雑草が目立つ部分を重点的にカバーしました。
猛暑日などで行うと効果抜群で、数日で確実に枯れてきました。その後、雨模様の日が続いたため、マルチシートを掛けていなかった部分の雑草が元気になってしまいました。
その後、慌ててそれ以外の部分、写真では雑草が元気に育っている部分をマルチシートを覆いました。しかし、猛暑日に比べると気温があまり上がらなくなってしまったせいか、2週間ぐらいカバーしておいたのですが、元気よく写真のように育ってしまいました(笑)
今回で体験した「マルチシートを使った雑草対策」は
①猛暑日など気温が高く、太陽光が真上に来るような時間が長い日が効果抜群
太陽光は真上に来ないとなかなかシート内が高温にならないようです。
②マルチシートの周りは熱をと閉じ込めるため確実に密閉する。
ネットなどでは鎖をぐるっと一周回していましたが、普通の家にはないので私の場合は砂利を周りにまんべんなく配置しました。
③マルチシートでカバーする面積は小さい方が温度は上がりやすく効果がある。
カバーすると直ぐに水分が蒸発し、シートが曇ってきますが、小さい面積の方が保温効果が高く温度が上がりやすかった。
④雑草は十分に成長する前に対策した方が効果は高い。
地中までの温度が上がりやすい気がします。
この対策方法は上手く行くとカバー内が90℃以上になってくるようです。長く続けば地中温度も90℃とはいかなくても60℃以上にはなるので根こそぎ、雑草を枯らすことができます。
今回の実験でもマルチシートを掛けるタイミングの違いで明らかに効果の差が出てきてしまいました。
直射日光が当たるような庭の場合は、この真夏の雑草対策にかなり有効だと思います。