Chrome OSをASUS UL20FTで動かしてみる


以前に『Windows10を諦めて、HDDをSSD交換してPC延命』で書いたように、UL20FTは将来的にはChrome OSでネットワークに接続して使おうと思っています。Chrome OSではなくて、正確にはオープンソース版の「Chromium OS」ですね。

今のところ、バッテリーがNG、電源コードのカバーが一部破損と「キーボード」が少し弱ってきた以外に問題が起きていないので~~

GWの暇つぶしにUSB起動で試してみました。使用する[Chromium OS]はNeverware 社の『CloudReady』にしました。CloudReadyはインストールがほぼ自動で何もしないで導入できます。

ダウンロードするときにインストール記事のページからリンクする事が多いと思います。しかし、セキュリティも考えてグーグル検索でもアドレス先を再度確認してからダウンロードしました。




Windows版をダウンロードします。特に問題なく進みました。




ダウンロードした「cloudready-usb-maker.exe」を立ち上げて指示に従ってUSBメモリーに「Chromium OS」を作成します。

ホームページには20分程度でUSBには書き込めると書いてあります。ネットでインストールした人の記事では10分程度で済んだとも...

私の場合、約10分でファイルダウンロード、以後USBに展開と言う手順がPC上に表示されていました。しかし展開が20分以上必要でした。

最後に、「USBをフォーマットしますか」と言うポップアップが出ました。何気なく「yes」でフォーマット。後で考えると、これはwindows OSが表示したコマンドなので無視してよかったのかな?




いよいよ、Chromium OSを立ち上げてみます。BIOSを立ち上げるのでUL20FTの場合は、USBメモリーをPCに差し込んで「F2」を押しながら電源をON。

しかし、メーカーロゴが出たまま、フリーズで先に進みません。F2は開放してUSBを抜くとWindowsが立ち上がりました。

次にUSBなしでBIOSを立ち上げると直に問題なく立ち上がります。ネットで調べると「USB Lagacy mode」をEnableにする必要があるとあったので変更してから再度、試してみました。しかし、進展なしでした。

今回使ったUSBは16GB(toshiba製) USB3.0です。windows上で確認してみるとちゃんと認識できるのでUSB自体には問題なさそうです。見える容量はUSBの作成過程の最後にしてしまったフォーマットの容量が表示されます。

不要なフォーマットしたのがいけないのかと思い、再度USBを作成しました。今度は最後のフォーマットを無視して終了。

気を取り直してUSBを挿入してから[F2]+[電源ON]!
しかし、結果は同じでUSBを挿しているとBIOS画面が出てこない!!

UL20FTではUSB起動できないのか悩んでしまいました。ネットで調べて核心を突いたコメントがなかなかヒットしない。因みに、USBポート経由で外付けCD/DVDをつけるとBIOS画面が立ち上がりBootタブにリストアップされています。

しかし『linuxのUSBブートに失敗したら古いUSBを使え』と言う記事に出会いました。どうもこれが怪しい気がして、USB2.0で試してみる事にしました。

購入する時間がないので家にあるUSB2.0メモリーを捜したのですが8GBもの大容量はなかった。確認するのは後日と思って諦めました。

因みに、USBメモリーには非ブート対応「USBメモリー」もあるようなので、念のため「diskpart」コマンドでFormatしてブート対応「USBメモリー」化をしてみましたが結果は同じでした。

このコマンドの使用方法は管理者権限のあるコマンドプロンプトを開き、「diskpart」と入力して、以下のように打ち込みます。

但し、絶対にUSBのディスク番号は間違えないように!!

DISKPART> list disk
DISKPART> select disk 1 
 →→「list disk」で表示されたUSBメモリのディスク番号を指定
DISKPART> clean
DISKPART> create partition primary
DISKPART> select partition 1
DISKPART> active
DISKPART> format fs=fat32 quick
DISKPART> assign
DISKPART> exit

購入前に可能性が確認できないかと思い、1GBのUSB2.0を挿入してBIOSを立ち上げてみました。少なくとも簡単にBIOS画面が現れました!! BIOSの「Boot」タブには

[Add New Boot option]

と新しい1行が追加されてました。ここで設定すれば先の進めるのかもしれませんが、確認は後日に...


やっと16GBのUSBメモリーを入手したので試してみました。
いざ、USBを挿して「F2+電源ON」同時押しして電源をボタンだけ離すとASUSのロゴが表示後、少しするとBIOS画面が...

BootタブにはUSBは認識されない。[Add New Boot option]で追加してみたけど認識されなかった。

ネットで調べると1人だけLinuxをUL-20FTのUSB起動でインストールしてる方を見かけましたが、どうもBIOS画面が違うような感じ。

ネットでUSBブートで困った方を全世界でたくさん見かけましたが解決策がわかりませんでした。私のこのパソコンは駄目なのかもしれませんね!(涙)

キーボードも調子悪くなったのでそろそろお役目ごめんの時期に来たのかもしれません。後1年、Windwos7で頑張ります。

[追加情報]
気を取り直してもう一度、ネットで調べてみるとCloudReadyなどのChromeOSはUSBメモリーはGPT形式で書き込まれる。しかし古いPCだとUSBブートはMBR形式しか認識しない機種が結構あるようです。これが原因ならChromeOS化はこのノートPCではきびしということになりますね。